未完成の言葉の欠片 / ※印は要注意orネタバレ / 二次はクリア後前提です
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2026.04.04 Saturday
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05/06/02
2005.06.02 Thursday
開き直ってなまぬるく殺伐なのもよいと思います。
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机の上に投げ捨てるように教本の束を置く。どさり、と派手に立てられた音に、ノートに視線を落としていた対面の人間が驚いたように彼を見上げた。少年は軽く眉を動かして、それから薄く笑みを形作る。
「おはよう」
彼はそれに返事もせず、乱暴に手前の椅子を引いて腰かけた。しかしそのまま前傾して机に突っ伏してしまう。頭が痛いし全身もだるい。血が回っていない気がする。どうやら血圧が低いのか朝はいつものことだったが、今日はそれが尚更ひどかった。
両腕の上に面を伏せて、吐き捨てるように口にする。
「朝はだめ。起きられない」
「昇圧剤でも処方してあげようか」
手にしたペンをカチカチとノックしながら、自律神経の調節剤も効くよ、などと言う。顔も上げないままだ。
「平気」と答えて深く息を吐く。気分の悪さは晴れそうにもない。
「先にシャワーでも浴びておいで。ただし浴槽(ゆぶね)に浸かるなら、熱い湯と長湯は駄目だよ。低血圧には禁物だから。それから、朝食もちゃんと摂る。何も食べてないでしょう?」
「余計なお世話。医者みたいなこと言うな」
「だって医者だもの」
くすくすと笑う。
「いつもはどうしてるの?」
「気力で起きてる」
「今は何でそうしないの」
「何で俺があんたのためにそんな労力使わなきゃなんない? あんたに付き合うのにわざわざ余計早起きすんのはやだ」
「そう言われてみればそうだね」
机の上に投げ捨てるように教本の束を置く。どさり、と派手に立てられた音に、ノートに視線を落としていた対面の人間が驚いたように彼を見上げた。少年は軽く眉を動かして、それから薄く笑みを形作る。
「おはよう」
彼はそれに返事もせず、乱暴に手前の椅子を引いて腰かけた。しかしそのまま前傾して机に突っ伏してしまう。頭が痛いし全身もだるい。血が回っていない気がする。どうやら血圧が低いのか朝はいつものことだったが、今日はそれが尚更ひどかった。
両腕の上に面を伏せて、吐き捨てるように口にする。
「朝はだめ。起きられない」
「昇圧剤でも処方してあげようか」
手にしたペンをカチカチとノックしながら、自律神経の調節剤も効くよ、などと言う。顔も上げないままだ。
「平気」と答えて深く息を吐く。気分の悪さは晴れそうにもない。
「先にシャワーでも浴びておいで。ただし浴槽(ゆぶね)に浸かるなら、熱い湯と長湯は駄目だよ。低血圧には禁物だから。それから、朝食もちゃんと摂る。何も食べてないでしょう?」
「余計なお世話。医者みたいなこと言うな」
「だって医者だもの」
くすくすと笑う。
「いつもはどうしてるの?」
「気力で起きてる」
「今は何でそうしないの」
「何で俺があんたのためにそんな労力使わなきゃなんない? あんたに付き合うのにわざわざ余計早起きすんのはやだ」
「そう言われてみればそうだね」
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